高価格帯ワンゲートロジックについて知る

CMOSの製作技術を利用した場合、優れた高周波特性を持っているMOSトランジスタおよびCMOS ロジック回路を同時に製作する事で、従来個別のチップになっていたロジック信号処理部および高周波デバイスをワンチップ化する事が可能になります。これにより、通信システムの高性能化や低コスト化を図る事が実現します。高性能な電子部品は単価が高くなる傾向を持ちますが、低コスト化を図る上で、高品位なワンゲートロジックICを採用する事は、逆に生産コストを抑えて品質の良い電子機器製作にも繋がります。ちなみに、電子部品の価格は性能が向上する事で高くなる、性能を維持した状態で小型化する事で開発コストが掛かるため値段自体が高くなりますが、性能向上には小型化も含まれており精密な実装密度を実現してくれるなどのメリットもあります。

実装面積を小さくする事が出来る

ワンゲートロジックはワンパッケージにロジック回路が1つ内蔵してあるタイプの半導体です。通常、ロジックICにはNANDゲートであれば4回路、Dフリップフロップ回路であれば2回路が内蔵してあります。4回路のNANDゲートをすべて使用するのであれば一般的な4回路内蔵タイプのNANDゲートを利用すれば機能を作り出す事は可能でも、電子回路の中で利用するNANDゲートが1回路のみの場合、3回路は未使用となります。未使用にする場合には入力側をアースに設置する必要があるので、アートワークの引き回しについてもノイズが乗らないように工夫を行う必要があります。その点、ワンゲートタイプのロジックICは1回路のみの構成になるので無駄なくロジック回路を利用出来ますし、高価格帯のICのスペックが高い、サイズが低価格帯よりコンパクトなどの魅力も持っています。

デジタル回路でもノイズは大敵です

オーディオ回路は音声信号をやり取りする事からも、ノイズ対策は必須で、如何に対策を講じるかに応じえて音質が左右されます。ノイズ対策はデジタル回路でも同じで、ノイズによる誤動作などを防止する事が必要不可欠です。ノイズは選択した電子部品から発生するケースが多く、半導体を変える事でノイズが軽減するケースもあります。ワンゲートロジックの中でも高価格帯のロジックICは電気的特性が従来品よりも向上している、従来品よりもサイズが小さくなっているなどの特徴があります。価格が高くなるので製造コストや生産コストが高くなるなどのイメージを持つ人も多いかと思われますが、実装に掛かるコストや開発コストを考えた場合、短期間で電子機器の設計が出来る、より早く製品化が出来るなど、高価格帯のワンゲートロジックにはこうした魅力があるわけです。